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親善試合 ガーナ戦前日記者会見 その3

――今日の練習でサイドからの攻撃について細かい指示を与えていたが、それはガーナを想定した練習なのか、それとも普段からの練習なのか

 特に明日の試合だけでも、日本代表の特徴というわけでもない。現在の世界のサッカーのトレンドである。近代サッカーではどんどんスペースが狭くなって、特に中盤の真ん中をペネトレイト(突破)できないようにブロックするというのが、現在のディフェンスの主流なので、残された攻撃のオプションはサイドから、ということになる。だからサイド攻撃を重視するというのは、私だけでなくどの監督もやっていることだ。

――DFの話が出たが、それではオフェンスについてはどうか? 相手は4バックで来るようだが、どういうFWの組み合わせがふさわしいと思うか?

 私も4バックと予想している。では日本が4トップで行く、という話ではないだろう(笑)。ただ向こうの4バックのうち、サイドバックの選手は非常に攻撃的だろうと予想している。だから向こうのDFが4枚、というのは正確ではない。攻撃もできる選手がそこに含まれている。つまり日本の攻撃陣の中にはポリバレント――つまり複数のポジションをこなせる選手を入れようと思っている。攻撃もできるけれど、守備もできる、そういう選手だ。以上のヒントで(スタメンを)予想してほしい。

――相手のDFに攻撃的な選手がいるということで、今日の練習で巻に相手の守備陣を上がらせないような指示をしていたようだが、格上の相手と対戦するということで前線からのケアが重要であると考えているのか?

 確かに今日の練習中にそういう指示は出した。だが、それは特別なことではないし、私が発明したことでもない。相手が4バックか3バックかによっていろんなやり方があるわけだが、大事なことは、これは巻だけではなく、我那覇にも佐藤寿人にも言えることだが、チームのほかのメンバーがどうしたらプレーがしやすくなるか、考えてプレーをしろと指示した。特別なことではない。それから現在のサッカーは、ボールを失った瞬間からディフェンスが始まる。つまりFWの選手がボールを取られたら、最初にDFにならなければならない。そういうことを確認していた。
 ただ、今の質問は大変よい質問だ。まるで私がサッカー学校のテストを受けていて、皆さんが質問を出して私が回答をしているような感じだ。「戦術」という科目で私が合格したかどうか、判断してください。

親善試合 ガーナ戦前日記者会見W
 

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