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イビチャ・オシム監督の町サラエボ
オシムと神の子
イビチャ・オシム監督

vs スイス

前半の事故みたいな失点はしょうがないけど、
まあ「もうあんなミスはないようにね。」といった感じ。
スイスのディフェンスは俊輔の言うように綺麗だった。
これはしっかりと真似するべきだと思う。

このスイスという相手。
今までの相手と違ってガンガン攻めてきた。
日本は久しぶりに裏を狙うサッカーが出来たと思う。
トルシエの頃のサッカーみたいだった。
引いている相手を崩すサッカーと、
スイスのように前から来てくれる相手だと
やらないといけないサッカーが全然違う。

前半立ち上がりに感じたのが、
日本はもっとプレッシャーに強くなる為に、
中田英寿のように10センチでも腰を落とした方が良いと思う。
競り合いの時に10センチも高い相手とこちらの頭の位置が同じなのはどう考えても不利。
それはボールを持ってるときも、ディフェンスの時も同じ。

後半はスイスがメンバーを変えてきたことによって
勝手に混乱していたように見えた。
面白い展開だったけど、今回の日本代表に必要だったのは
こういう中途半端な自信ではないと思う。

試合内容はしっかりとしたものだったと感じた。
誰を狙っているのかよく分からないけど、
クロスで終わるようにもなった。
ただ引かれると何も出来ない事は忘れてはいけないと思う。
大切なのは予選とワールドカップ。
どちらも日本を徹底的に研究してくる。
今日のような軽い試合はもうない。

vs オーストリア

反町監督にしてもオシム監督にしても愚痴BLOGを書くのであれば、タイトルは、

「なかなか点を決めてくれません。」

とかそんな感じになりそう。
二つ決めなきゃいけないシーンがあって、こちらは危ないシーンを作らせなかった。
冗談ではなく、日本人を育成するより日本人になってくれる人を募集した方が早い気がする。。。

久しぶりに見た稲本は気は利かないながらも、ディフェンス面での迫力は抜群だった。
松井も同じく好印象。
ただテレビでは全体の動きが見えないので、実際のバランスがどうだったのかは分からない。
大久保も前田も呼ばれなかったのが非常に残念だった。
本人たちは自覚して努力して欲しいなと思う。
若しくはオシムを見返すつもりで海外にでも出て欲しい。

昨日知り合った人で陸上をやっていた人がいた。
身長175cm、体重76キロ、100メートル走10.9秒。
他にハンマー投げが得意。
ちなみに室伏も100メートルを10秒台で走れるそうだ。

今頑張っている選手には申し訳ないけど、
そういった素材が子供の頃にサッカーを選択する環境を整える事が
非常に重要だと感じた。
その人はサッカーをやった事がなかったのに、
高校時代サッカー部のヘルプで試合に連れて行かれてたらしい。

最近思うのは、
イチローや松井がサッカーを選択してたら、どれだけ凄い選手になってたんだろうかと。
昨日の話を聞いて室伏を妄想に加えようかなと思った。

努力するのは当たり前、
プロになってからも女遊びを程ほどに努力するのが当たり前。
結果を出しているという意味では、
今の代表のFWよりは俺や俺の周りの奴の方がプロフェッショナルかもしれない。

カメルーン戦 その他代表戦連発

今日はU22の最終予選が生観戦。
それからA代表をテレビ観戦、U17ワールドカップをテレビ観戦。
比較というか素直に見れたのがよかった。

下から上まで見て日本代表に中田英寿はいなくなったんだなと改めて感じた。

U17が全力であのくらい。
という事は今後10年は日本代表の世界における位置は今とさほど変わらないと思う。
どんなサッカーを目指そうがやるのは選手たち。
各ポジションで攻守の一対一が繰り返されるルールに変更はないと思う。

コンタクトスキル、動きながら相手と対峙した時のテクニック。
攻めも守りも同じ。
若い世代の方がポジションに関係なく
普通にボール扱いが出来るようになってきてるけど、
コンタクトスキル抜きでサッカーは語れないと思う。

U17では岡本。
U22では水野、本田、家長、梅崎(呼ばれてない)、林(GK)。
A代表では大久保、前田、トゥーリオ、羽生。

攻守にバランスの良い選手だと思う。

この他に海外では
高原、三都主、稲本、中田浩二、
若い世代では
グルノーブルの伊藤、森本、ガンバユースの宇佐美

若い世代はどう育つか全然分からないけど、
世界では18歳でしっかりフィジカルが出来ていて戦える選手もいる。
中田が20歳にして日本代表のエースになった時代と今は環境が全然違う。
でも試合を見ていて「日本代表ごときで飛びぬける事が出来ない」のであれば
世界はまるっきり見えないと思った。

ワールドカップまであと三年

アジアカップ 3位決定戦 vs 韓国代表

丁度韓国戦の前日に仕事先の韓国系アメリカ人にどんな意気込みなのかを聞いていた。
「日韓戦だけは絶対に負けたら駄目だよ。」
「どうして?」
「韓国のほうがサッカーの歴史があるんだから。」
と単純な答えが返ってきた。
俺は別に勝っても負けても納得のいく内容であればそれで良かった。
それはこの間のU20の試合のように自分の全てを出して戦うという事。
A代表でいうとトルシエの頃のように。

ところが誰しも感じたようになんのチャレンジもないまま終わった。
暑い、疲れたはお互い様なのに思い切ったプレーをしてたのはどちらだったか?
いつの間にかチャレンジャーではなく、ブラジル代表のようにチャンピオンとして試合をしていたように感じた。
そこまで強いなら構わないけど。。。

「やることをやってもし負けるのなら胸をはって帰れるはずだ!」

この気持ちが選手に伝わっていなかったように思う。

アジアカップ vs サウジアラビア

悔しいと思える試合ではなかった。
俺がアジアカップを軽視しているのか、試合が面白くなかったのかは分からない。この間のU20の試合は悔しかった。
今日は高原、羽生、遠藤、中澤が面白かった。

日本代表のベストメンバーを考えてみたい。

GK 川口
DF トゥーリオ
DF 中澤
DF 中田浩二
DF 加地
MF 稲本
MF 遠藤
MF 中村俊
MF 三都主
FW 高原
FW ○○○

この他に小笠原、大黒、小野、宮本なんかが入ってくるのかもしれない。今日出ていた選手や控えの選手、U23の選手も候補に入ると思う。状況によって選ぶ選手も変わるから参考にもならない。給料が高そうな順に並べただけ。

ただ○○○だけが埋まらない。
個人的には羽生に成長して欲しい。

アジアカップ vs オーストラリア

ようやくチームが一つになった気がする。。。
とりあえず暑い中ここまで頑張れる日本代表の対応力は凄い。
審判まで味方になってくれたし。

序盤から加地と中澤の気持ちを感じれて嬉しかった。
相手では懐かしい中田英寿の元同僚ブレシアーノが凄く良い選手になってて驚いた。

オシム監督の言うように日本の試合だったと思うし、もっとはやくに試合を終わらせる事も出来たと思う。
まだまだトルシエの時のように、アイデアが溢れててそれを表現出来るチームというわけではない。
けど、下の世代やら残りの海外組み、怪我人全てが揃えば、オシムがやりたいサッカーに近付くのではと感じた。
まだまだジェフのような胸にジーンとくるサッカーではない。

アジアカップ vs ベトナム

ベトナムは若い選手をそろえてたせいか、とてもひたむきで応援したくなるようなチームだった。
日本のユースが一生懸命にやってたみたいに見てて面白かった。

次のオーストラリアは暑さに弱いだろうから、後半辛くなってきたらワールドカップの時みたいに、アーリークロス&MF雪崩れ込み作戦で来ると思う。
今までの相手とは全然違う。
全然走れなさそうだけど一発はある。

アジアカップ2007 vs UAE

ついにU20が負けてしまい失意の中観戦。

気候の違いがある事は分かってる。
相手の強さが違うのも分かってる。
A代表とU20代表では国を背負っている重さが違うのも分かってる。

だけど、
U20の選手たちの結束力とA代表の冷たい空気が漂う雰囲気。

自分でもサッカーをやっているから感じるけど、
少々相手が上手くても自分のチームに言いたい事が言える雰囲気さえあれば、かなりの確立で勝てる。
高原の得点後、遠藤一人が高原の背中に抱きついてた。
このメンバーが全員恥ずかしがりだとは思えない。

こんな根暗なA代表に子供達は憧れるのか?
寒い空気を気にせず、
ビリーの真似やドラゴンボールの真似が出来る楽しそうな雰囲気に「自分もやってみたい」と思うものではないか?

遠藤は日本のデコ。
サッカーで気を使い、雰囲気でも気を使う。一番大人に感じる。
さて、子供達をオシムはどうするんだろう?

誰でも自分の為に頑張ってくれて負ければ泣いてくれる選手がかわいいに決まってる。
ジェフのオシムスコ達への切り替えはいつに?

アジアカップ初戦 vs カタール

30度を越える中であれだけ引かれたら、スーパーなシュートが打てる選手がいないと、こうなってもしかたないかも。
相手のフォワードだか中盤だか忘れたけど、23番のウルグアイから帰化した選手が抜群に上手かった。
選手がインタビューで言っているように、このまま続ける以外に方法はなさそう。
久しぶりにアジアのコテコテの試合を見たけど、楽しめる余地が少なくてあまり面白くなかった。
今の日本代表の実力を考えるとこの結果が妥当だと。
実際に見てないから分からないけど、やっぱり中村は二人いらないのかなって思う。
今後のキーワードはジェフっ子。

キリンチャレンジカップ モンテネグロ戦

静岡に遊びに行っても良かったけど仕事がたてこんでいるので自宅観戦。

稲本や中田浩二が出るのかなと楽しみにしてたけどさすがにそれはなかった。復帰組みは楢崎だけ。

始まってすぐに感じたのは、モンテネグロが引いて守る事を予想して後ろが4枚だったと思うけど、ボール扱いが上手い選手が一人増えただけでボール回しが劇的に良くなった。恐らくは阿部がああだこうだ指示を出してたんだと思うけど、このストレスが減ったのは見ていて気持ち良い。

チャンスは意外だった先発の山岸がたくさん作ってた。男っぽさと度胸があって俺は好き。後ろに元同僚の阿部がいてやりやすい部分もあったと思う。

と、コーナーキックをショートにして中澤がさっくりゴールを決めた。前日の選手のインタビューにあったように練習通りだった。さらに駒野から高原へニアへ速いクロス。これをきっちり決めて2点差。その後高原はオフサイドでゴールを取り消されていたけど、それもきっちり決めてた。立ち振る舞いなんかを見ててもすっかり海外の選手になった感じがする。

モンテネグロは背が高いのに足元でサッカーをしようとする不思議なチームだった。左サイドにいた選手を除いては足が遅いし動きも鈍い。パスはアバウト。必死なのは伝わってきたけどあのサッカーをやるにはスキルがまだまだ足りないと思う。

日本側で鼻についたのは中村憲剛。オシムが指摘するまでも無く誰が見ても今一歩だったと思う。見た目も名前も俊輔に似てるけど決定的に違うのがパスを貰う前の視野の確保。俊輔は猫背でプレーするけどボールを貰う前に周囲の確認は怠らない。憲剛自体は個人プレーに走る気持ちは無かったと思う。ただ周りが見えていないと結果を急ぐプレーをしがち。それは、やたらと縦にパスを入れたがったり、焦って無謀なシュートをしたり。。。
サッカーゲームだと素人でもそんなミスはしない。それは二次元で全体が見えるから。実際はボールを止めなきゃいけなかったり、走らなきゃいけなかったりで、のんびり遠くを見ている暇はない。これは中田英寿や柳沢が抜群に凄かった。柳沢のリフティングしながらキョロキョロする練習はいいかもしれない。

最後にちょっと感動したのがオシムが記者会見で水野に言及した事。水野はまだまだ子供でサッカーではなくボールと戯れるのが好きな子供。この才能をこのまま眠らせるのはもったいないと。代表監督でここまで余裕を持って振舞っていたのは最近だと岡田監督以来。監督は結果に対する責任を負っている。その首をかけてでも人に愛情を注ぐというのは選手を一番成長させる。サッカーファンは今からワールドカップで泣く準備をしておいた方がいいかも。

キリンチャレンジカップ・ペルー戦

新横浜の日産スタジアムに出動。駅からの距離と人の多さで毎回イライラ。俊輔が出るとなると人出も増えてそう。

いつものように練習から観察。

GK練習が先に始まりチェックしているとなんとも川口のキックに暗くなる。10メートルの距離で横に2メートルもずれていたら、試合中キーパーを含めたチーム全体のボール回しなんてとんでもない話。
逆に西川君のキックは、なんとなく蹴ってる時もパントキックでも精度が全然違う。川島もそうだった。

これはフィールドプレーヤーを含めての日本全体の話だけど、相手がいない状態でのちょこまかしたボール扱いは以前から上手かったけど、キックの精度や対人プレーは上手いとは思えなかった。
俊輔のような技術は無くても、ダイレクトで狙ったところにきちんと蹴れる事、その後に良いポジションを取れる事、この事が日本では軽視されてたと思う。
ゴール前以外ではドイツ代表のように、そんなに難しい事をやる必要はないと思う。どんな状況でも狙ったところに蹴れるという事は、ロングシュートもバンバン蹴れるという事。
いつもつまらないサッカーをするドイツ代表だけど、サッカーに必要なキックの精度と必要に応じたポジショニングはさすがだと思う。
オシムが代表監督に就いたことによって、その事が見直されていると感じる。若い選手達は小野ほどの技術はないにしても、キックの精度は格段に上がっていると思う。ボールの受け方についてはまだまだもっと考えながらプレーする必要はあると思うけど。。。

その後フィールドプレーヤーが練習開始。
すぐにミニゲームが始まって、その中で輝いて見えるのが家長や羽生。ボールを呼び込む動き、ワンタッチで落としてからの動き直し、前を向く時の判断なんかは理想的。
羽生は良い出し手がいないと輝かないけど、家長なんかは30才くらいの選手に見えた。攻撃だけがサッカーじゃないから、まだまだ課題は多いけど素材は凄いと感じる。

ミニゲームの〆にシュート練習が始まり愕然。。。
いつもの事だけど、練習なのに全然枠に飛ばない。みんなの横でロングキックの練習をしている水野君と家長君の精度に比べるとビックリする。
決定力不足なんて言われるけど、練習でシュートが枠に行かないのにどうやって決定力が上がるのか?
シュートは普通のキックに比べてパワーがいるからFKとは違う。それは分かっているけど、小さい頃からのシュート練習の積み重ねが日本全体に足りないのかなと感じた。

試合開始。

4バックになり、新しいメンバーも入りとしっくりきていない感じ。
もちろんペルー代表も凄く良かった。前日の会見でも引いて守るようなサッカーはしないと言ってたけど、前線からのプレスは身体能力の差もあって日本代表以上に凄かった。
攻撃でも南米の選手独特の体を使ったボールの持ち方で、変な失い方をしない。簡単にプレーしてたし、日本代表より良いサッカーをしていたと思う。

それでも日本代表がセットプレーから先制。
身長が日本代表の方があったから、決めやすかったと思う。ただ、それが日本の長所ではないから、これで良いはずはない。流れが悪いのに誤魔化してしまった気もする。

感じた問題は、俊輔が良い事やろうと個人プレーをしてしまった事、高原と巻でどうやってボールを引き出すのかという事が全然整理されていない事、中澤、加地、鈴木啓太、阿部のあたりでアイデアが全くない事。
この辺りはいつものごとく日本サッカーの個人戦術理解の低さ、歴史の無さを感じた。ベースになる国としてのサッカーのセオリーがまだまだ構築されていない。これの課題は一番オシムに期待したい所。

後半開始。

ようやくコミュニケーションが取れてきたのか、いくらかは改善された。
流れが大きく変わったように感じたのが、阿部と中村憲剛との交代。阿部は疲れがあるのか、周りの運動量が少なくてどうしようもなかったのか、傍目に出来が悪かった。
そこにボールを持てる中村憲剛が入ってきてボールを散らし始めた。ポジショニングや前を向く判断力が素晴らしい。
ディフェンスの面で不安を感じるから頭から出れないんだろうけど、攻撃を中心に見るなら今日の阿部よりは全然良い。

さらに遠藤に変わって羽生、巻に変わって矢野貴章。遠藤も俊輔と役割が被っててやりにくそうだった。
矢野貴章はレイソルの時から気に入ってた選手だったからオシムが呼んでくれた時は嬉しかった。チームの為に自分を限界まで追い込めるかっこよい選手だと思う。

さらに水野、家長、藤本が投入。
いきなり元気なのが投入されてペルー代表は大混乱。はやいプレスから少ないタッチで攻める家永と水野のリズムについてこれない。
この二人はサイドで1対1の勝負も出来る。ゴールにはならなかったけど、もっともジェフの試合に近いオシムのサッカーだったと思う。

この試合のMVPは駒野。

俊輔に活かしてもらったのはあるけど、攻守に会場から「オォ!」という歓声を浴びてた。
俊輔は以前よりディフェンス面で体を張るようになったし、体も強くなった。
高原は良い意味でマイペースに戻った。得点はペナルティーエリアの幅からしか生まれない。高原はそこから殆ど出なかった。調子が良い時は余計な事をしない。

この試合はペルー代表が良いサッカーをしたおかげで凄く面白かった。

日中韓U-21交流戦 日本代表 vs 韓国代表

 この日は東京にいなかったので現地は見にいけなかった。けど気付いた事を。
 まず青山がキャプテンになってた。彼は全然騒がれていないけど凄くよい選手。テレビだとちょっと分かりにくいかもしれない。パスの散らせ方、ディフェンスのしつこさは生で見ると感心する。遠藤ほどのキックはないにしても、ワンタッチの技術、ディフェンス力は青山の方がある気がする。



 序盤日本代表がやりたい放題で面白かったけど、それに慣れてきた韓国代表はやっぱり強いと感じた。特にテクニックがあるわけじゃないけど、基本的な止めて蹴るが相手にぶつかられても、ぶれない。日本代表はプレッシャーがあるなかだと平山を筆頭にトラップをミスする事が多かった。平然とプレーしてたのは梶山、家長、水野くらいだったと思う。試合を通して水野、梶山は凄かった。平山やら二列目がもうちょっと絡んでくれれば楽勝だったはずななのにもったいない。


失点のシーンは青山が気になった。相手を複数で囲んだ時味方同士でぶつかるのが気になって真ん中を割られる事が多い。それは味方の足を蹴るわけにはいかないからしょうがない。セリエでもよくある。でもああなる前に青山は相手についていったのに寄せが甘かったが為に相手を振り向かせてしまった。あそこは両手を挙げた状態で体を密着させないといけない。最低でもバックパスをさせて欲しかった。


 個人的に今回注目してた乾。面白い選手だと感じた。いまのやんちゃな感じがずーっと保てるかは分からないけど、物怖じしないところは中田の若い頃に似ていると思う。伊藤翔や水沼息子、乾、みんな将来面白いと思うけど、ディフェンスの事を注意されると小さくまとまっちゃったりする。平山も思ったように成長していないというか、オランダにいた頃より退化してるような。。。
 監督との出会いは運だけど、その運も持っている選手じゃないと一流にはならないもかもしれない。

日韓中U21親善試合 韓国代表 vs 日本代表

立ち上がりの日本代表のディフェンスは試合後のコメントでみんなが反省していた以上に酷い。日本代表が補欠メンバーだったにしてもちょっと唖然。個が強かったと言っていたけど、単純に体のぶつけかたが分かっていないだけな気がする。ラグビーをやってる気持ちで腰からぶつかっていけばそうそう負けることはないのに。
みんな動揺している中でこの間見た本田、ジェフの水野はさすがな落ち着きがある。上田はチームプレーを分かっているというか、見ていて痒い所に手が届く選手だった。
見てると攻撃をノッキングさせているのは左サイドバックの上田。寒いロングパスが多い。俺が同じチームなら多分文句を言っていると思う。



そして後半韓国がちょっと疲れたところでオウンゴール。身のある韓国代表の戦い方となんとなく体裁は保った日本代表。韓国代表が後半疲れるのはセオリーだけどなんともはや。
そして楽しみにしてた乾と前田俊介。疲れた相手には効果覿面。こういう一人で突破出来る持てる選手は楽しい。持ち過ぎは良くないけど、みんながボールを貰いたくない時もある。そのワビサビが分かってるのであれば良いと思う。

今野泰幸 アジアカップ予選 日本代表 vs サウジアラビア代表

今野泰幸とトゥーリオ
今野泰幸とトゥーリオ
先発メンバーを見て今野と阿部がセンターバックをやるのは非常に良いと思った。今までの日本代表の弱点である”ボールを持ってる時の方が危ない”というのを、これである程度クリアできる。俺も日本にはちゃんとボールを扱えるディフェンダーはまだいないと思うからこれが最善だと感じる。オシム監督の守備の考え方はマンツーマンの要素が強い。二人とも適任。  1点目。巻が決めたかと思ったらキーパーに当てておいしい所を一番決定力があるトゥーリオに持っていかれた。まきはこのシーンの前でもシュートをミスしたりしてたけど、レベルは違えど俺と同じ課題を持っているように見える。腰が高い。ヘディングはあれほど姿勢を低くするのに足元はさっぱり。シュートが上手い選手で腰が高い選手はいない。相手ディフェンスのリアクションを見ても分かるように、シュートを打つとは思っていないらしく足を出してこない。誰か教えてあげればいいのに。  2点目。攻めなくちゃいけなくなったサウジアラビア代表に対し、気持ちに余裕が出来た今野がオーバーラップ。そのままフリーでクロスを上げて我那覇がゴール。これはある程度シュチュエーションがラッキーだったにせよ本来ボランチの今野を入れておいた事が大きいと思う。  1失点目。その今野がさむ~いPKを取られた。相手の演技が上手かったと思う。日本代表の選手に比べてサウジの選手たちは体のフェイントが凄く上手い。この試合に出ている日本代表で上手いのは我那覇くらいかも。このフェイントは技術が関係ないから俺も含めてもっと日本人も練習した方が良いと思う。

 前半の前半はオシムサッカーが炸裂してサウジはどう守ってよいか分からなくなり混乱してた。ただ日本代表はその後の試合展開のヘタクソさでさっくり流れを持っていかれた。1点取れたらゲームメイクはトゥーリオとサントスにさせた方がよい。彼らの血に流れてるアントラーズのような憎いサッカーを展開しないと息切れする。きっと小笠原のような選手が丁度よいのかもしれない。



後半立ち上がり日本代表が追加点。解説の原さんの言うように今野のボールと信じて走った駒野の勝ち。その前に時間を作った我那覇のポストプレーも見逃せない。その後の日本代表はちんたらゲームを進めて前半と同じ過ちを犯さなかった。いなすプレーはサッカー知能指数が高くないと出来ない。日本的に言うと死人に鞭を打つような事だと思うけどサッカーではアリ。


というところで津波速報。。。

青山敏弘 日韓中U21親善試合 日本代表 vs 中国代表

平山がゴッドハンドで得点したシーン
平山がゴッドハンドで得点したシーン
今日も練習から見たくて早めに国立競技場に出動。生平山を楽しみにしていた。練習は梶山とのコンビ。東京ラインだけど、足技は梶山が上手すぎて平山がド下手に感じた。簡単なパス交換一つでも相手の利き足に集める梶山と違って、平山は返すパスが浮いているし方向もバラバラ。試合をやる前からまともなポストプレーは期待出来ないとちょっとガッカリ。
試合は全体通してお互いに綺麗な攻撃の形はないものの、日本代表のしっかりとしたディフェンスで中盤を制したと感じた。個人的に良かった所と課題を考えてみた。

GK 18 西川周作(大分)
殆ど危ないシーンはなかった。プレー面では評価は無しだけど、大熊監督張りの声だしで最終ラインに指示を出してた。前回大会のU21も見に行ったけど、山本が自分のかわいい子だけを選んで葬式チームだったのとは全然違う。相変わらずキックが正確で二階から平山の頭に落としているかのようだった。

DF 2 一柳夢吾(東京V)
ここ1年全然見てなかったら筋骨隆々の筋肉マンになってた。守備の仕方は坪井みたいに相手についていくタイプ。キックは坪井より良いけど、サイドチェンジがそのままタッチを割る事もけっこうあった。

DF 3 伊野波雅彦(F東京)
東京の選手として即興キャプテンを頑張った。最終ラインでふんわりボールをバウンドさせてピンチを作る事があったけど、青山と二人で上手くごまかした。クリアすべきところは恥ずかしがらずにはっきりとタッチに逃げた方がいい。ロングボールの精度と狙いは◎。

DF 6 青山直晃(清水)
梶山と二人オーバーエイジの雰囲気を醸し出してた。ファールの貰い方や体の使い方、やられたらやり返す強気な姿勢。途中退場になるかとヒヤヒヤしたけど、終わってみたら計算ずくで相手と駆け引きをしてた。とにかくヘディングが強い。

MF 10 増田誓志(鹿島)
今日もっとも使えなかった選手。TOPとしてもトラップミスでボールが収まらないし、守備の時は逆サイドでサボっている事が多かった。次はないような気がする。最後ちょっとだけディフェンスを頑張った。

MF 22 中村北斗(福岡)
前回の世代の今野の後継ぎのよう。小さい体を目一杯使って頑張ってた。お客さん受けは一番良かったと思う。俺としては水野も見たかったけど、中村北斗のディフェンスの頑張り具合を見てるととても出番は考えられない。

MF 17 梶山陽平(F東京)
今日もそして今後もチームの大黒柱。おっさん風のプレーと態度、技術でチームを牽引。レベルの違いを見せた。以前見たときよりディフェンス力、走力が上がってて嬉しかった。もともとフィジカルに恵まれている部分があるからこのまま成長すれば間違いなく日本の中心になると思う。海外移籍については彼の脳みそ次第。

MF 15 青山敏弘(広島)
今日一番の拾い物。彼を知っただけで今日見に行った甲斐があった。サンフレッチェの戸田が褒めてたのは知ってたけど、その辺の選手とは格が違う。痒い所に手が届く素晴らしい選手。サッカー知能指数が高く、技術があり、ディフェンス力もあり、かつ走れる。ワンタッチプレーはヴァンフォーレの林の雰囲気があったし、視野の広さ落ち着きは、伊藤輝や遠藤が持ってるものを感じさせた。日本が中盤を支配出来たのは梶山とこの青山による所が大きかった。

MF 8 本田圭佑(名古屋)
今日も「俺のプレーを見てくれ」とばかりに強気な所を見せてた。日本の選手だけど中国人プレーヤーに近いスタンドプレーがある。ただ以前よりディフェンス面でも1対1を意識してやってた。せっかくだから得意の無回転ミドルシュートをお見舞いして欲しかった。

FW 11 平山相太(F東京)
トラップの下手さ加減に泣きが入りそうだったけど、高さに関しては完全に制圧。序盤優位に立てたのは平山の頭目掛けて蹴れた事と、それによって中国のラインが下がった事が大きかった。相変わらずフォワードのくせにファールが多いのは変わってない。

FW 13 苔口卓也(C大阪)
「何故に苔口が?」と疑問に思ってたら予想外の成長にビックリ。兵頭とともに消える選手かと思ってたら考えてサッカーをやってた。前半の得点はセットプレーのこぼれを苔口が上手く溜めた事が大きかった。

と、お客さんは二万人強と寂しい人気かもしれないけど前回より全然強い。本来アンダー世代はこれくらいの人気でおかしくない。変に盛り上がって弱い代表よりは注目されずに勝ち上がる展開の方が選手も監督もやりやすいんじゃないかなと思う。記事を書くのは俺よりサッカーを知らない奴が9割。出る杭になって打たれるより、こっそりとひっそりと物事は進めたほうが良い。これで困るのはマスコミと川渕会長くらいなもんだろうし。

アジアカップ予選 インド代表 vs 日本代表

立ち上がりボールを回して積極的にインドがきてる。攻撃的にくるとは思ってなかったからびっくりした。日本の先発メンバーは日本が攻撃する時間が長くなる事を予想してか攻撃的な面々。とりあえず芝が汚い。
開始10分。左サイドのサントスから播戸へ完璧なクロス。でもお約束のように外した。Jリーグのレベルなんてこんなものというより、播戸はガンバで恵まれている。恐らくここで結果が出せなければもう呼ばれる事もないと思う。さらに巻のミスキックでゴールがスローインになってしまった。その後播戸がオフサイドくさいゴールを押し込んで先制。攻撃に関しては頼りになるのはサントスだけかもしれない。
前半終わり間際停電。。。酷い芝でどうしようもない状態で眠くなってきた。再開して日本以上に集中を失ったインドの隙を突いて播戸が追加点。一概には比較出来ないにしろこの間のガーナが相手では決まっていなかったと感じた。
後半まったりと時間が過ぎる中で中村がミドルシュートを決めた。チーム全体のリズムがメチャメチャな中で試合が決まった得点だった。これが出来るのであれば無理してパスを狙わずにさっさと打って欲しかった所。もうちょっと長谷部のようなサッカー知能が高い選手がもう一人くらいいた方がまともなサッカーになったかもしれない。
やっている選手にはかわいそうだけどこのグラウンドでは面白いサッカーは見れない。
乱入してきた犬の一人勝ちか。

国際親善試合 日本代表 vs ガーナ代表

東神奈川駅から新横浜。そこからテクテクと日産スタジアムへ。余裕で行ったはずが国歌斉唱寸前だった。先発を確かめながら立ち上がりを見た。ディフェンスから見ていくと、今野と水本が徹底的に相手FWをマンマーク。阿部が余ってカバーをしてた。序盤相手の体の使い方、強さに困ってたけど急造の割には上手くいっていたと思う。どちらかというと今野はボールを持った時の方が怖かった。。。中盤は鈴木啓太がバランス役。一人でかわいそうだったけどサイドバックを抑える為に前に二人置いてたからしょうがない。ちょっと前目に遠藤。遠藤と左のサントスは落ち着いてボールを回してた。サントスは相変わらず1対1が抜群。血が日本人じゃないから当たり前だけど日本人離れしてる。右には駒野。更に前目に右佐藤寿人、左に山岸。これは相手サイドバックを抑える為の布石だと思う。オシム監督は相手に合わせてきっちり対策をしてくる。局面によって違うけど俺のところからは3-3-3-1に見えた。
前半ガーナはサイドバックが全然オーバーラップをしてこなくて慎重だった。おかげで佐藤寿人や山岸がディフェンスに回らずに済んだ。ただボランチがボールを持った時に前線がディフェンスラインに張り付いちゃって受けに来る選手がいなかったからちょっとまごついた所が多かったと思う。それでも巻に決定的チャンスが二回もあったのに決めてくれなかった。思うにディフェンスに力を入れすぎだと思う。あれだとせっかくいいボールがきても疲れちゃって力が出せない。巻がボールを持っても決めてくれる雰囲気は全く無かった。
後半からガーナがガンガン攻め込んできた。ディフェンスも前線からやりはじめて凄い。前半から感じてたけど、他のアフリカのチームと違ってガーナは凄く組織的。ヨーロッパのクラブチームのよう。みていて惚れ惚れするいいチームだった。日本代表はスローインから悲しい失点をしたけど凄く良いチームになってきたとおもう。特に攻守の切り替えの部分で「ジェフ的」になった。試合後選手たちにブーイングが出ていたけど俺は全然そう思わない。このガーナ相手にここまで出来た事は自信にして良いはず。ブーイングは巻個人に対するものだと思いたい。
面白かったのは駒野のケツ。ガーナの選手は鞭のような体というより、ゴムマリのようなずんぐりむっくりした体型。当たりに強そうな感じ。日本人でそれを苦にしなかったのは駒野だけ。今野でさえ四苦八苦してたのにたいしたものだと思う。ただサッカー知能指数のようなものに若干疑問符がつく。サンフレッチェの台所が裕福だったらボランチでもやらせて勉強させたい所だけど、そうもいかないか。。。

水沼宏太 AFC U-17選手権決勝 日本代表 vs 北朝鮮代表

序盤日本代表がアンラッキーなゴールで失点。ミドルシュートへの寄せが甘かったけどこの年代であの距離から正確に狙える選手は世界にもそう多くないと思う。多少個人技で突破される部分が目立つけどまあ悪くない立ち上がり。攻撃は柿谷の技術が目立つ。全体として今までの代表と比べると人工芝のせいかパススピードが格段に速い。これは世界と戦う上で重要な事。
前半半ばにポストプレーから落とされてミドルシュートでやられた。ポイントはポストプレーを確実にやられた事だと思う。あそこはファール気味でも後ろからつつかないといけない。
それでも日本の全体的な技術は以前より上がってる。自分達で考えてサッカーをやっている所、体をぶつけられるようになっている事、ディフェンスに難があるけど進歩していると言えると思う。
後半柿谷がレベルの違う個人技で1点差に追いついた。北朝鮮、韓国、中国は後半失速するという共通する欠点がある。このシーンも前半だったらディフェンスの足が出てたような気がする。
時間が経つにつれA代表に一番近いのは水沼なのかなと感じた。そこで頑張らないといけないというところに必ず出てくる。体も張れるし攻守に貢献度が高い。彼はお父さん同様将来日本を引っ張っていく選手になると思う。ボランチの岡本の存在も大きい。
試合が終わりそうになった頃またしても柿谷のスルーパスから同点に追いついた。体がパスを出す方を向いてなかったから「どこに出してるんだ?」とびっくりした。プレーは小林大吾に似ている。ただ疲れてくるにつれてサイドに逃げる事が多くなった。「俺が決める」という気持ちをもうちょっと強く持ってくれたら嬉しい。
最後は元気満々の河野が決めた。相手のディフェンスは足が棒になってて腰が高くなってた。ああいう小さい選手には対応できなかったと思う。
日本の印象は解説の山本が監督をやっていた頃よりバックパスやしょうもない譲り合いが減った。少し大人になったと思う。

アジア杯予選 イエメン代表 vs 日本代表

今日は羽生が入って駒野が抜けた。あれだけ何も考えないでプレーしてたらしょうがない。俺もああいう「誰かがなんとかしてくれる」というような態度を取る選手は嫌いだから丁度良い。
試合が始まってオシム監督が会見で言っていたようにイレギュラーが凄い。リスクを犯して攻めるのは難しそう。蹴っちゃうのが一番良さそうな気がする。
前半、相変わらず坪井と鈴木啓太のところでボールが停滞する印象が残ったけど、これもしょうがないのか。鈴木啓太のところには今野が入るとして、坪井のドキドキックはたまらない。でも全体としての動きは悪くなかったと思う。羽生効果満点。ただ巻の外したシュートは後で高い代償を払う事になるかもと思った。
後半も日本が優勢なのは変わらない。けど、もうちょっと前にというか相手はへたくそなんだからガンガン放り込んだ方が良いと思うんだけど、それじゃ駄目なんだろうか?遠藤も決定的なシュートを外し、ん~な感じは変わらない。でも佐藤寿人が入ってさらに流れは良くなっている。
オシム監督や世間の評価と違って俺は巻を生で見て全く良いと思わなかった。加地も。ストライカーとして技術不足を感じる巻とアイデアを全く感じない加地は苦手。
なんとかロスタイムで取った得点。相手はフラフラなわけでこうなったのは必然。さみしい攻撃の形、アジアでしか通用しない形だけどこの条件下ではしょうがないのかもしれない。一度きっちり合宿をしないとだめだ。その時々でやらないといけない基本的な判断レベルが厳しい。ただ羽生がもたらしたもの、佐藤寿人がもたらしたものは大きかったと思う。

アジア杯予選 サウジアラビア代表 vs 日本代表

安っぽいスピーカーで中東でやってる試合なんだなと確認。変わらないメンバーで各駅停車がどうなるのか注目したい。立ち上がり坪井が各駅停車を気にしてびびってるのを感じた。こっちがボールを持ってるのにそれが一番怖いなんて悲しい。サウジはそんなに前がかりでもない。大熊監督の指示の声が響き渡る立ち上がり。くさびのパスをことごとくミスってチーム全体が停滞。相手が良いと言うより自滅してる。阿部が下がって色々なポジションのフォローをしているけど、そうなると組み立てが鈴木啓太になる。いくらなんでもそれは難しい。前半は大熊助監督とオシム監督の雷必死な感じがした。
後半もどうもギクシャク。監督の意図を理解していない選手たちが悪いのか、そんな選手たちを選んだ選手たちが悪いのか、状況に応じたプレーが全く出来ていない。ジェフの試合を見ている方がよっぽどストレスがない。負けても勝ってもこの試合は最悪の展開だったと思う。裏を考えるならオシム監督はこれを狙っていたかもしれない。負けた試合の後は大改革が出来る。

アジア杯予選 日本代表 vs イエメン代表

ヒロミ節炸裂で懐かしい限り。東京に帰ってきて欲しいところだけど解説も楽しそうだからしょうがないか。
序盤相手がドン引きなのはあるけど前線の動き出しとバックラインのボール回しが遅い。セーフティーにプレーしててなかなかチャンスが出来ない。それでも巻や田中達也にチャンスがあったけど決め切れなかった。博美曰く「水がこぼれてましたね。。。」
後半開始と同時に駒野を下げて羽生投入。俺もサイドに不満があったからこれでいいと思う。オシムにしてみたら本当はジェフの選手でやりたかったろうけど、いきなりジェフの選手ばかりにしたらブーイング必死って事を考えてるような気がする。
羽生が入って面白くなった所で阿部がセットプレーでゴール!そこで遠藤に変わって佐藤勇人投入。更にロスタイム、田中達也に代わって入ってきた佐藤寿人が追加点。
遠藤や加地が入った事でオシム監督がやりたい事がやや後退してしまった印象。内容には全然満足していないと思う。若しくはこの結果は予想してたものかもしれない。使えない選手を日本中に知らしめる為にわざと使ったのかも。両サイドの選手、それからTOP下の選手。選手が変わるのか、そのまま代表からさよならをするのか、今後を見守っていきたい。

nakata.net TV 8月号 最終回

いよいよnakata.netが最終回。今までと違って素直な中田英寿がいた。やめてみて感じる事は?と聞かれてもまだ実感がわかないみたい。さみしそうな感じと、素直になった感じがした。

中田にとって若いときに経験した海外遠征はかけがえのないものだったらしい。現在の日本代表はU12から始動してる。中田の頃はジュニア・ユースから。自分はそれでいろんな経験が出来てラッキーだったと。

中田はベルマーレ入団の際に海外のユベントスへのサッカー留学を約束させていた。当時一緒にイタリアへ渡った上田監督は中田がユベントスに取られる事が一番怖かったらしい。自分の目で見ても中田が抜群に上手くみえた。絶対にユベントスから出されたものにはサインをするなと伝えて先に帰ってきたとの事。中田自身はユベントスのプリマベーラ(2軍)はたいした事はないと感じたと言ってた。
ベルマーレの練習グラウンドが変わってしまうことについて話していた時気持ちよくペルージャに送り出してくれたベルマーレを思って感動してた。

面白かった日本代表はアトランタオリンピック代表。そこで出てきた前園。前園は下の年代から入ってきた中田が自分の考えをしっかりと持っていて、上の年代に自分の意見をしっかり伝える姿にびっくりしたと言ってた。健康的に色々な考え方をぶつけ合うことが出来たチームだったらしい。楽しそうに中田が話してた。

初めて入った日本代表ではよく言われたイメージの共有。山口、名波とともにそれを磨いていった。その時の代表では山口が後ろで支えてくれるのは大きかったと言っている。チームメイトでもあったけど人と人との付き合いがきちんとあった事が中田を通じて伝わってきた。フランスワールドカップでは厳しさよりも自分はやれるのかなというふうに感じたと言ってた。

ペルージャにいた頃、それからボローニャ時代の監督マッツォーネも引退についてコメントを寄せてた。マッツォーネは中田を中心にチームを作ってくれたやりやすかった監督だと、なんでも口にする人だったけど裏表のない信頼できる監督だったと中田が言ってた。引退した今でも中田はもっと活躍出来る選手だと思っているとマッツォーネが語ってた。
同じくイタリアに渡った名波はイタリアで中田と戦った時燃えていたと言ってた。私生活において仲が良いとは言えなかったけど中田にとって名波ほど意思の疎通がとれた選手はいなかったと言ってた。名波が怪我がちなのは知ってたけど名波さえいてくれれば日本代表は違ったものになったと今でも思ってると。

トルシエ時代に変わったシドニーオリンピック。トルシエは良い監督だと思ってるし日本人にあったサッカーをやっていたと思うけど抑え付けられたものにはだいぶ疲れたと言ってた。ちょうどこの頃から自分が日本代表の上に立つ立場になって少しずつサッカーが面白くなくなったみたい。これは中田のサッカー人生にとってマイナスだったとはっきり言っていた。誰かがやらないといけない事だったのかもしれないけど、これは引退が早まった原因の一つと言えると。責任ばかりが増して自分を犠牲にする、チームを上に引き上げないといけないというプレッシャー。

日本で行われた日韓ワールドカップ。トルシエとのいざこざで疲れ切った中田は代表を引退しようと考えてた。ジーコが就任した時、中田がJリーグに入るときジーコはコンビニにいくなとか凄く厳しい監督だと聞いていた。これがアントラーズ入団をやめた理由でもあったらしい。実際に話した時聞いていた話と違ってこれなら続けられると決断したと言っていた。

中田にとってサッカーは、思い出の写真であり兄弟みたいなものだと言ってる。これからの日本の選手にはよりプロ意識を持ってやってほしいと言ってた。自分を戒めて欲しいと。

先の事を聞かれて、これから他の世界を見てみたいんだという事をしきりに言っていた。新しい刺激が欲しいんだと思う。もう一度自分が学ぶ立場になりたいのかなと。旅をしながら1年間自分の幅を広げてきっと日本の良さを知り帰ってくると感じた。若くして日本を離れた人間に共通して言える事。強烈なナショナリズムを自分の中に感じ日本に住んでいる日本人以上に日本の事を思う。

中田がつねに考えてたサッカーのイメージ。これは2000年以降、他のチームでは共有する事はなかったという感じがする。でもそれを強制的にイメージさせようとしている人がいる。その人が今日本代表監督に就任した。本当に残念なすれ違いだと、この二人が組んでくれればもっともっと日本代表は何か大きな事を出来るはずなのに。。。俺が勘違いしてたのは前回の日本代表はへたになってたり精神的に弱くなったわけではなかった。そういう人が選ばれなかっただけの事だった。

これはサッカーに限らない事だけど、人が真剣に生きた時間というのは人からの賞賛などではなく自分自身が素晴らしいと思えるはずだと思ってる。光の当たる世界で頂点を極めた人間としてこの謙虚な姿勢を続けてる中田は尊敬に値する。

最後に日本が初めてワールドカップ出場を決めた後のインタビューで「Jリーグの方も宜しくお願いします!」と言ったように「これからは世界の車窓中田バージョンを宜しくお願いします!」と軽口を叩き恥ずかしさを隠してるあの頃と変わらない中田がいた。

キリンチャレンジカップ 日本代表 vs トリニダード・トバゴ

今日は国立に出動。オシムが日本代表監督をやるんだったら見に行かないといけない。応援する気はないけど金を払った分だけしっかりしたサッカーを見せて欲しかったし、オシム監督だったらきっちり返してくれるだろうと。

1時間前に入って練習を見てたけどまだまだジェフのようにスムーズになってない。いくらか監督の考えは伝わってると思うけどギクシャクしてる感は否めない。初回はどうしてもジェフの選手を呼びたかったであろうオシム監督にしてみれば歯がゆい気持ちは強いだろうなと思った。

試合が始まってみるとディフェンスが俄然良くなってる。というか前の日本代表をオシム監督がやっていればもっと出来ただろうなという感じはあった。練習でギクシャクした感じがあったように、試合の流れでも攻守の切り替えがジェフと比べてまだまだ遅い。山瀬あたりがそこらへんを良く感じてる。相変わらず守備に問題を抱えるサントスにもきっちり注意したりして男前を感じた。それでも俺は日本代表にサントスが必要だと思ってる。ジーコはサントスの使い方を間違えてた。彼はディフェンスの負担を減らしてあげないと良いプレーが出来ない。出来ればウイングのような使い方がベストだと思う。決定的なシーンで一番結果を残せるのがサントス。今日も点を決めたように、動きながらのキックの精度は日本人ではライバルがいないほど正確。そしてお約束のようにディフェンスになると間を空けすぎてセンタリングを上げられる。でも決めてくれるならそれで良いと思う。前半はやくに点を取った事で固い試合になった。

後半立ち上がり両サイドバックが上がっていったりと10分くらい積極的だったけどまだまだ連携が上手くいってない部分が多くて、勝ってることも手伝って固い展開になった。俺は山瀬がワールドユースに出ていた頃から凄く期待してた。ここまで怪我続きであまり活躍出来なかったけど、サッカーに対するインテリジェンスはこのチームの中で抜けてると思う。ただFWとの連携あっての選手だからミスになる事が多かった。技術的に才能のある長谷部はさすが。山瀬よりタメを作れる分だけパスがスムーズに通ってた。自分の所属チームの選手が多かった事もあったかもしれない。

攻撃の部分に関してはこれからだろうけど、人の配置に関してオシム監督のサッカーはそつがない。高いボールにはトゥーリオ。足の速い選手には坪井。サイドバックは疲れ知らずの田中ハユマ、駒野。ボランチでお掃除役の鈴木啓太、繋ぎ役の長谷部。左右MFは一人でも突破出来るサントスと、基点になれる山瀬。FWはスピードタイプの田中達也、ポスト役の我那覇。トルシエ監督のようにセオリーをきっちりと守るサッカー。相手のコンディションを考えれば当たり前の勝利だったかもしれない。試合前のオシム監督が少し緊張してる風に見えたのが嬉しかった。日本に対して真剣に向き合ってくれてるな、と。

帰り際国立横の駐車場でデモをやってた。川渕にやめて欲しいらしい。俺も彼はビジネスマンであってサッカー人では無いと感じてる。協会には必要だけどTOPである必要はないと。ただ疑問に思うのは川渕をやめさせて誰にしたら良いのか分からない。サッカー協会会長不在のままで良いのだろうか?もしかしたらサッカーの歴史の浅い日本において彼以上に出来る人間がいないかもしれない。サッカー界でビジネス面、普及面、強化面、政治面全てにバランスの取れる適任者は誰なのか?ジーコが日本代表監督をやっていた時はオシム、若しくはシャムスカ、岡田がふさわしいと思ったから反対出来た。今回は全然分からない。だからなんともいえない。準備を怠って文句を言うだけで、いざ川渕会長が首になった時、その人がもっと出来ない人だった場合デモの中心メンバーはどう考えるのか?俺は代替案のない批判はあまり好きじゃない。運動に反対する気は全くないけどアジ行為をする以上は面白半分を避ける為、また相手を納得させる為にきちんとした代替案をもって「だからあんたは必要ない」とやった方が効果がある事は間違いない。ちなみに俺はオシムが川渕を仕切ると思っているからあと4年間は川渕にやらせても全く問題ないと考えている。肩身の狭くなった川渕の後ろから誰かしらが自然に現れる。意外に早く中田英寿がクローズアップされるかもしれないし。

情熱と誇り U-21国際親善試合 U-21中国代表 vs U-21日本代表

早速梶山の凄いトラップに感動。イマイチ何を考えてるのか分かりにくい眉毛だけど技術は本当に凄い。熱い選手に育って欲しいところ。立ち上がりは当たりを怖がったりする所がない。積極的なディフェンスで気持ちが良い。この間の4年間はなんだったんだろう?誰が責任を取ったんだろう?ガンガン体をぶつけていくいい立ち上がりだったのに逆に悔しく思えてきた。シュートを打たれてもコースに向かって一斉に飛び込んでいく。中田だけ必死になって後の選手は見守っているだけのあの代表と全然違う。中国代表に「日本代表は怖い」と思わせるくらいの戦いをして欲しい。

選手がいきいきと自分の良さを出している中、本田の先制点。変態的な視野でパスを出す梶山の存在は大きい。その後増田が追加点。なんか日本代表が帰ってきたような気がした。これが当たり前だとおもっちゃいけないのかもしれないけど、これからの日本代表はこうあって欲しい。負けてもこれならいい。苦しい4年間があったおかげで夢のような4年間が過ごせそう。

あれ程東京では頼りなかった梶山が一回り大きく見えた。結果は分からないけどこの4年間で日本代表はかけがえのないものを手に入れると思う。

オシム監督

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