「日本サッカー協会の信頼を受けてとても嬉しいし、光栄に思っています。これはある意味結婚をしたようなものです、結婚すると最初はうまく行くと思いますが、その後はどうなるか分かりません。結婚はやはり大変多くの人の力が必要です。川淵キャプテン、反町監督と3人だけでやっているのではないですし、ここにいる人たちの助けも必要になってくると思います。
代表チームを車に例えると、全員がこの車を後押ししなければならないと思います。現在の日本代表の状況を考えますと、車が一時的に止まっているような気がします。だから、すぐに全員で車を押さなくてはなりません。
一番最初にやらなければならないことは、現在の日本代表チームを日本化させることです。日本代表が、本来持っている力を引き出すことが必要だと思います。そして初心に帰ることが大切だと思います。そうすれば日本人選手が本来持っているクオリティ、力を出してくれるんじゃないかと思います。ですから、初心に帰っていただいて『日本らしいサッカーをしよう』ということです」
Q:選手選出の基準は?
「世界の基準、そして日本の基準があると思います。日本の基準は世界の基準同様高いと思いますが、大事なことはこの基準を満たすよりも、現在のサッカーにおける動きを集中して見ることです。それから、他者の真似をしない方がいいと思います。そして、明日のこと、これから先のことを考える必要があると思います」
Q:2010年までによりいい成績を残すために、具体的にどんな風に変えていくつもりですか?
「以前にもいいましたが、ドイツワールドカップの成績がガッカリするような成績だと考えてはいけません。私だけではなく、川淵キャプテン、反町監督とも一緒にこれからいろいろ考える予定ですが、申し上げたいのは日本は技術、経済などでは先進国ですが、色々な分野でトップでも、サッカーでもそうだというのは結論が早いと思います。どんな成績になるかは私の出来にもよりますが、それ以上に選手のプレーにかかってくるのではないかと思います。一つ言える事は、サッカーはこれからも一層早い競技になること、さらに発達するものだといえるのではないかと思います。そして、常に進化するサッカーにこちらが追いつかなければならないということです。このことは非常に良く知られていると思います」
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