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国際親善試合 スイス戦前日 オシム監督会見 その2

――組織で崩すということか?

 私たちも旅行に来たわけではない。組織というものは多少は考えているつもりだ。

――(特定の選手に)自由を与えているということだが、それが与えられているバックグラウンドは何か

 私はどの選手からも自由を奪ったことはない。しかし自由を与えられた選手は、いつどこでどのようにプレーするか、自分で判断しないといけない。だから自分勝手というわけではない。それではチームの利益にはならない。自由を与えて何かできる選手と、何もできなくなる選手がいるのだ。

――今、この時期にスイスと対戦することに、今後に向けてどのようなメリットがあるのか?

 あらゆる試合に何かしらの意味がある。明日、試合をしないほうがいいと考えるのか。意味がないという答えを期待しているのであれば、それは相手に対して失礼なことだ。ただでさえ(スイスは)ユーロ(欧州選手権)の開催国として、モチベーションの高い相手だ。そういう相手と対戦することにどういう意味があるか、申し上げるまでもないだろう。日本に残って大学生と練習試合をしていた方が良かっただろうか。あえて答えるなら、こういう強い相手と戦うことは経験になる。いつ、どの程度のリスクを冒すか、そういう判断を磨く機会となるだろう。リスクを冒す戦いを避けるつもりはない。結果も大事だと思う。(相手への)リスペクトは必要だが、怖がってはいけない。選手たちが怖がるようなら、いいゲームはできない。怖がらなくても、簡単な試合にはならないが。

――強いスイスと対戦するにあたって、できるだけいい試合をしたいということと、できるだけ多くの選手に経験をさせたいということ、両方の思いがあると思うが、どうバランスを取るのか?

 質問が複雑だが、それは文字通りチーム作りに何が必要か、何を考えなければいけないか、というポイントを突いたものだと思う。選手の経験もそうだが、年齢のバランス、若返り、そうしたことも考慮しなければならない。若い選手だけでもいけないし、ベテランばかりだと走れない。そういう選手たちのバランスをとって、ベストチームを作るべきだ。もちろん、対戦相手が変われば、出す選手も変わる。相手がどんなプレーをするか、それに対応できる選手ということだ。どんな相手でも、同じメンバーではない。そういう答えでよろしいだろうか。

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