――カメルーン戦以降、年内のA代表の試合はUー22代表の試合と重なるため、彼らを呼べない。U−22以上の選手の見極めの第一歩となるのか
オシム 質問がよく分からない。あなたの考えを拝聴したということでよいか?
A代表に優先権があるので、本来ならばU−22やU−20の選手を呼ぶことはできる。あなたが何を挑発したいのか、よく分かった。
私がもし、今年の始めにカレンダーを作る立場であったなら、同じ日にU−22の試合を入れなかっただろう。しかし、今の段階で決まっているので、五輪代表がある程度の優先権を持っている。なぜかということを、ここで話すまでもないだろう。
私は日本人ではないので、なぜそれほど五輪にこだわるのか理解できないが、日本人の気持ちは尊重しようと思う。五輪の本大会に出場するのが大事だということは理解している。それに今回は、A代表は公式戦ではなく親善試合である。ただ、同じ日に試合があることは残念だ。つまり、若い年代の選手をA代表に呼べない。カメルーンという強豪と戦う際に、1人でも2人でも若い選手が一緒にプレーできれば、彼らにとっては貴重な経験の場になっただろうと思う。カメルーン戦は、特に若い選手にとっては経験だけでなく、選手としてのレベルアップのチャレンジの場として迎えることができればよかったと思う。
しかし、協会が決めたことだ。五輪予選に優先権があることは私も承知している。A代表に呼んでもいいと考えている、何人かの若い選手たちが、強豪と対戦するチャンスを逃してしまった。来年のW杯予選では、若い選手を使えればと思う。なるべく早く、北京五輪の出場権を確保してもらって、A代表にも五輪代表にも、両方ハッピーになればいいと思う。おそらく近い将来、またこのようなA代表の試合に五輪代表の試合が重なることはない、と信じている
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