――では、そちらで
オシム しかし未来の話をするのなら、過去を忘れてはいけない(笑)。
――中村選手、ことしは走り方が違っているように感じられる。自身ではどう考えるか
中村俊 ポジションも違うし、走る質が変わってきている。基本的に距離は変わっていないと思うが、タイミングとか、自分がもらうだけではなく(スペースを)空ける動きとかを増やそうとしている。距離の問題ではなく走る質。(パスを)出す側からもらう側の意識を持つようにしている。
――中村選手、今大会は苦しんででも勝ち続ければいいと言っていたが、ここまでの収穫を挙げるとすれば何か
中村俊 今までは監督が変わってからなかなか代表に参加できなかった。今回初めて長い期間、一緒に練習したりして、今の代表のサッカーをやりつつ、連係もとりつつ、チームとして結果を残さないといけないし、個人としての結果も残さないといけない。オフ明けで大変だったが、とても充実している。今は自分に一番足りない、ランニングすることとかを、勉強ではないけど、やっている最中。それをやりつつ大会も勝っていく。そんな感じです。
――サウジの20番ヤセルについて、どう思うか
中村俊 テレビで見たが、何人かいい選手がいる中で、危険なプレーヤーであることは間違いないと思う。
――中村選手、今大会は走る意識や守備意識も高まっているが、それはオシムのサッカーの中で意識が変わっていったのか
中村俊 昔から代表でも守備をしていたし、今は憲剛(中村)が前にいったときに自分が後ろでバランスを取っている。ボールがないところのランニングの意識とかは、セルティックに行って考えるようになった。ただしオシム監督になって、もっといろんなアイデアが出てくるようになった。
――中村選手、オーストラリアは強いと言っていたが、明日のサウジ戦についてはどう考えるか
中村俊 準決勝は難しい。これで負ければ3位決定戦だし、ちょうど5試合目で疲労もたまってきている。そういう意味で難しくなるが、タフな試合になるのは間違いない。技術的なものも大切だが、タフなメンタルも絡んでくると思う。
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