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アジアカップ 2007 日本代表候補合宿最終日 コメント

-- 今回は濃密な合宿だったのでは?

特別なことはやっていない。まだリーグ戦が残っており、選手のコンディションはよくない。しかも、アジアカップで対戦する相手はモチベーションが高い。いいプレーをする気持ちも大切だが、それだけでは不十分。プレーとパワーを、より高いレベルにしなければならない。もちろん気持ちも大切だが、疲れてしまっていてはパワーが低下する。そういう状況にあっても、アピールしようと頑張る選手もいる。日本代表の一員になりたい、その誇りを持ちたいと思う気持ちは大切にしてほしい。ただし身体的なコンディション、さらにはテクニックや戦術的理解が(選手たちには)求められる。
対戦相手の力は接近している。そして(日本は)過去2大会(連続)優勝しているため、優勝候補と思われている。これは、あまり気持ちのよいことではないし、(対戦相手の)彼らはチャレンジャーになることができる。日本の選手の構成を考えた場合、前回、前々回のメンバーは少ない。しかし、才能ある選手を選んでいる。このチャンスを生かして、いい選手になってほしいし、いいチームになってほしいと思う。いずれにせよ、勝つことは簡単ではないということだ。

-- メンバー選考について

明日のスポーツ紙を全部買い集めようと思う。23人の予想メンバーが載っているかもしれない。

-- 水本と闘莉王の離脱について

どんな選手であれ、彼らがいないことで代表が成り立たないということはない。残念に思っているのは、彼ら自身だ。彼らがいれば、もっと厳しいチームの競争になっていたと思う。とはいえ、2人がいないからといって代表チームが崩壊するわけではない。別の選手が関心を集めることだろう。サッカーとはそういうスポーツだ。いない選手ではなく、今いる選手を見なければならない。もしかしたら、もっといいチームになるかもしれない。

-- ミーティングを重ねて対戦相手を分析したそうだが

それはミーティングとは呼ばない。私はコーヒーを飲みながら、同じテーブルで気さくにおしゃべりしただけだ。ただし、日本人同士がもっとおしゃべりできれば、さらに進歩するのだが。ただ話すことを聞くだけでは進歩はない。彼らから話し掛けてくるのを、私は待っている。一つのベルが鳴るより、多くのベルが鳴った方が、いい音がするだろう?

-- 23人の選出について

最後のJの試合はあまり大きな比重を占めない。土曜日まで23人の選考を考えているようでは、それは私が監督としての仕事をしていないことになる。心配しているのは、けがの問題。それから、誰かを外さなければならないことについては、複雑な気持ちがある。今回の合宿でも、この暑い中、真剣に練習したし、懸命に走ってくれた。生活態度も良かった。外されることで、不満のある選手もいることだろう。私としてはさまざまな要素を考えながら、フェアに選びたい。アジアカップだけではなく、それ以降のことについても考慮する。ただし、U−22代表の選手と入れ替えるという話でもない。20代半ばの選手が中心になるが、経験のある選手、そしてもっと下の世代の選手も組み込んでいきたい。

-- アジアカップの対戦相手について

情報は入手しているが、まずは初戦で当たるカタールに集中すべきだ。第2戦以降の対戦相手の情報を集めるのは、カタールに対しても失礼。世界のどんなチームよりも、まずは次の対戦相手を研究することが大事だ。
ネガティブな条件はたくさんある。変えられるものもあれば、変えられないものもある。少し辛抱すれば、何が条件なのか、明確になるだろう。

-- 中盤では中村憲と遠藤にリーダーとして期待していると言ったそうだが

そういうことを言った覚えはないし、少なくとも「リーダー」という言葉は使っていない。彼らが勝手にそう思ったのなら話は別だが。それとも皆さんは選手をスパイとして雇っているのではないか(笑)。

-- あらためて闘莉王について

それはさっき答えたとおりであり、もう済んだ話だ。彼はまだ若い。4年後にもアジアカップはあるし、その前にワールドカップもある。治ったら、またチャレンジしてほしい。

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