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トレーニングキャンプ5/15練習後オシム監督コメント その2

Q:今回は左サイドの選手が多いという話が出たが、右の加地(G大阪)がケガでいなくて、両サイドやれる選手が駒野(広島)しかいないからか?

「あなたの質問が回答ですよ。私が質問してあなたが答えるみたいじゃないですか。つまりかなり正解に近いということ。
駒野はここに来ているわけだが、F・マリノスの小宮山も右利きながら左利きと同じプレーができる。本物の左利きは藤本(清水)と村井(磐田)で、寿人(佐藤/広島)も以前からいる。もともとのサイドプレーヤーといえば村井だが、コンディションが100%とはいえない。どんな選手が何をやれるのか見たくて今回招集してみた。何度も同じことを繰り返し話さないが、興味のある人を呼んだということ。とはいっても、今回のトレーニングは2日半しかない。短いが呼ばないよりも呼んだほうがいい。そういうトレーニングだ。Jリーグでプレーしている人を呼んだのは、リーグでいいプレーをしていることの証明でもあり、ファンやメディア、我々スタッフにとって関心ある選手ということになる。
このまま、今後も代表に入るかどうかは別の話。今後、キリンカップやアジアカップがあるが、まだはっきりしたことを言うのは早い。大会の間際とか、大会が過ぎてから、あの選手を呼んだ方がよかったと文句が出ないようにしている。いい選手の中にも上には上がいる。そういう人を呼んでリストを作るという意味だ。まだ呼ばれていない人でみなさんが候補だと思う選手がいたら、また後から教えてください」

Q:FWの選手は、播戸(G大阪)も黒津(川崎F)もチームではレギュラーではないし、巻(千葉)もケガを抱えるなど万全ではないが?

「ケースバイケースだ。播戸は競争相手に非常にいい外国籍選手がいる。それが代表に呼ばない理由にはならないと思う。他の選手、黒津や我那覇にしても競争相手に外国籍選手がいる。そういう事情がある。どういう選手がいいのかという原則がそのまま生かされることではなく、チャンスを生かすかどうかの運もある。黒津はチャンスをモノにしたということになる。サッカーはそういうものではないか。こんな答えでよろしいでしょうか。
FWには限らないが、FWは戦術的にいろんなタイプが必要なポジションだ。1トップ、2トップといろんな使い方が必要。高原(フランクフルト/ドイツ)も勘定に入っている。それ以外で日本にどんなFWがいるのでしょう。あとは趣味の問題もある。趣味について論議しても始まらないという諺が欧州にはあります」

Q:キリンカップには欧州組も来るし、五輪世代も呼ぶとなると、今回はメンバーの絞り込みの場ということになるが?

「テストというのは相応しくないかもしれない。今回のトレーニングをテストと考えるなら、試合がそれに当たるかもしれない。こんな短期間には結果は出ない。時間と場所を共有していく中で、どういう選手かの答えが出るものだ。こんな短いトレーニングが最終テストなら選手に失礼だ。テストというより、今のプレーを続けて、もっとよくなれというメッセージを与えるために呼んだつもり。メンバーに入るかどうかは簡単な算数だ。1リットルの瓶には1リットルの水しか入らない」

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