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アジアカップ インド代表戦後 記者会見 その3

――遠藤が使えなくなったことでゲームプランは変わったのか?

 例えば紙の上でメンバー表を書いて、遠藤(の不在)は中村憲剛で代用が利くというふうに一瞬見えるだろう。エレガントなプレーヤーだから。それですべてがうまくいくと試合前には想像ができた。つまり遠藤と中村憲剛、両方ともボール扱いがうまくてアイデアのある選手だ。遠くまで見渡せて、パスが正確に出せる。一方では、そういう選手を2人並べて同時に使うことのリスクというものがある。つまり、そういう選手の多くは攻撃能力には優れているが、守備能力が足りない場合が多い。そこで相手が攻める時間帯が長くなると、守備でエネルギーを使い果たしてしまい、本来の攻撃能力を発揮できなくなることがある。そういう選手も中にはいるわけだ。
 皆さんの中には欧州組を呼んだらどうかと考えている方もいらっしゃるだろうが、遠藤、憲剛、それから中村俊輔、そういった攻撃的なMFを全部並べて使うわけにはいかない、ということも今の説明でご理解いただけると思う。攻撃的な選手ばかりをそろえれば格好いいかもしれない。だが、そのようなチームでは勝てないのだ。

――鈴木を後ろに下げたのは成功だったと思うか? 例えばDFの選手を入れることは考えなかったのか?

 それではサッカーとして面白くないだろう。宝くじでも買った方が、当たる確率は高いかもしれない。つまり中盤の組み立て方、ゲームの運び方というものを崩したくなかった。だから鈴木を残そうと考えたのだ。前半の鈴木の調子がどうだったかについては、皆さんいろいろな見方をされるだろうが、彼は違った役割を後半に見事に果たした。そういうことだ。  

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