追記オシム監督語録TOP

サラエボ
オシムと神の子
オシムと神の子 TOPへ オシム監督経歴へ オシム監督語録公式 追記オシム監督語録へ プロフィールとリンクへ ブログへ
イビチャ・オシム監督画像
アジアカップ インド代表戦前日 記者会見 その4

――監督はいつも相手によって対応する、あるいはどんな状況や変化にも対応することの重要性を説いているが、それは監督が求める「ポリバレントな選手」の条件でもあるのか?

「ポリバレント」という言葉には、多くの意味が含まれている。必要に応じて、多くのポジションができるということ。それだけではないのだが、全員がポリバレントな選手である必要がある、と言ったわけではない。中にはスペシャリストもいる。例えばGK。もちろんポリバレントなGKもいるが、その場合はユニホームの色を変えなければならない(笑)。スペシャリストの例としては、強力なストッパー。どんなFWを相手にしても、絶対にゴールを入れさせないというスペシャリストが1人いれば……。あるいは毎試合必ずゴールを決めるFW……。しかし、そういう選手でもポリバレントであればもっといい。例えば巻がDFの位置で相手のボールをはね返すとか、あるいはこの間のガーナ戦のときのように佐藤寿人がゴール前で(シュートを)クリアしたとか、そういうことはあった。阿部が相手ゴール前まで行ってシュートする、駒野がシュートする、アレックス(三都主)がチャンスを作る、そういうものが組み合わさって、よいチームができる。だから(ポリバレントの)ひとつの意味は、ピッチ上のどんな場所でも、その場に応じたよいプレーができることである。 ただしそれは「ポリバレント」というより、その選手の「クオリティーの高さ」ということになるのかもしれない。

(一瞬、会場が停電。会場がどよめく)

 さっきの(インドの)記者が、怒って電気を消したのかもしれない(笑)。
 皆さんも笑っていらしたが、皆さんだって最初は4−4−2だとか3−5−2だとか、システムにこだわっていたではないか。いつもシステムを大事に考えている記者さんがいらっしゃる。私の祖国では残念ながらシステムというものはない。政治システムが崩壊しているから(笑)。でも、ファシストのシステムがあるよりかはいいだろう。それもシステムだから。システムがあった方がいい場合、ない方がいい場合、両方あるのだ。  

オシム監督の画像

Valid CSS! Valid HTML 4.01 Transitional Oggi 今日のアクセス数 Ieri 昨日のアクセス数 Totale トータルアクセス数