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イビチャ・オシム監督の町サラエボ
オシムと神の子
イビチャ・オシム監督

走る事

今日も4時間サッカーへ出動。最近仕事の休み時間も週に2回練習してるから今週は4回目。ちなみに明日もだ。。。
今日も相手は現役の高校生。先週の負け方がこたえたのか今日は相手が前線からプレスにきてた。こっちのメンバーが走れない奴が多くてこの間と逆の展開。裏を取られまくってどうにもならなかった。
俺の考えではアマチュアは徹底的にマンツーマンをやるべきだと思う。別にそこでボールを取る必要はない。抜かれない事とシュートを打たせない事、これだけで十分。あとは相手が勝手にミスをしてくれる。ところがこれをやるには体力がいる。相手もボールを貰うために必死で走る。そこでコミュニケーションのない適当な受け渡しで「効率良く」なんていうかっこいい言葉にすりかえてサボる奴がいるともうチームは機能しない。ゾーンディフェンスは結局の所マンツーマンが基本になる。サッカーは1対1の繰り返し。そこで簡単にかわされるようでは話にならない。ましてやボールを持ってない相手について回る事も出来ないとなるとチームとして必要ない。走れさえすればうちのチームのように元レッズユースのチームに勝てたりする。「年だから」とか「遊びだから」とか言う奴に限って言う事は一丁前。謙虚な気持ちを持って練習にきたらボールに触らずにランニングをして欲しい。はっきりいってボールタッチがどうのこうの言うレベルの前に、自分に有利な体制でボールを受けれる所まで走る事が出来ないと試合に参加していない事になる。
前線から相手にプレッシャーをかける為に走り、高い位置でボールを取ったらすぐに上手い奴にボールを渡すか、もしくは後ろに下げればそれだけで十分チームは機能する。小手先のテクニックが優れてて走らない、守備もしない奴も同様に使えない。俺はレッズユースの奴でも絶対に抜かせない。その代わりフィードがとてつもなくヘタクソだ。それでも相手チームは俺を凄く嫌う。得点につながるボール奪取を繰り返すから。ディフェンダーにとってプレッシャーをかけられてそこでパスミスをするのは凄く怖い事。すぐに失点してしまうから。そうなるとセーフティーファーストで適当に前線に蹴り始める。こうなったらこっちの勝ち。そこから一気に俺にボールを当てて、俺が3メートルくらいの簡単なパスを落とす。あとは上手い奴が勝手に点を決めてくれる。俺も詰めていればたまにおこばれがくる。出来る事から少しずつやっていくという事は俺はディフェンスからだと思う。攻撃の時の役目は大きな声を出しながら真ん中からサイドに向かって走りマークを引き連れる。そうすると味方がシュートを打てる。いつまでもこれじゃ駄目だけど、システムがどうの戦術がどうのなんて関係ない。走れる事がサッカーにおいて一番のテクニックでありシステムであり戦術。相手も俺がどれだけへたくそでも、前を向いてボールを持てば怖くなって走ってくる。万が一でも入ってしまう可能性があるから。そういう小さい事の積み重ねが勝敗を分けると思う。

オシム監督

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