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イビチャ・オシム氏アドバイザー就任記者会見 その1

なにをいったらいいんでしょう・・・向こう側の世界まで行って戻ってきました。私の復帰に対して激励を寄せてくれた皆さんに改めて感謝します。私もプロとしてやらなければならないと思う努力をして戻ってくることができたので、マスコミの皆さんにも努力をしてもらいたいと思います。こんなにたくさんの記者が来るというのは誰も言ってくれませんでした。もう少し顔の化粧でもしてくればよかったですね。
それはともかく、人間だれでも人生のなかでこれだけはしたいという希望があるものです。それがあったからこそ私は向こうから戻ってこられました。つまり、私がやり始めた仕事を完成できなかったという想いが私の復帰を後押ししたということです。
私だけではなく、生きている人間なら何かをやり遂げたいという希望や目標があって当然です。私が日本代表の監督を引き受けたとき、日本をワールドカップに導くのが最低限の仕事だと思っていました。まぁそれだけでは十分ではないですが。もっと大きな希望もありました。それについていつも夢を見ていました。でも、夢の中身は教えません。あまりたくさんの夢を見すぎたので、この場で言うには時間が足りませんから。
そのうちのひとつは、日本サッカーは日本人の力でもっとよくすることができるということです。それをうまく活かすことができれば、世界チャンピオンになることも夢ではありません。それは大きすぎる夢かもしれませんが、夢を見るのはいいことです。少々時間はかかるかもしれませんが。しかし、その夢が本当のものになればいいと今は思っています。
最初に言わなくてはいけないことを忘れていました。
私をアドバイザーとして要請してくれたことに感謝します。日本語はあまりできないんですが、覚えた言葉の中に『がんばれ』という言葉があります。今度は、私が皆さんに『がんばれ』という番ですね。がんばらなくては前進はしません。
その際に忘れてはいけないのは、サッカーはただ戦えばいいというものではないということです。ある種の知識、技術を身につけなくてはいけません。美しいサッカーをしたければ特にそうです。世界にはたくさん紛争や戦争がありますが、サッカーだけは戦えばすむというものにはしたくないんです。
ただし、アドバイザーを引き受けはしましたが、こんなにカメラマン、記者がいるのをみると荷が重い気もしてきました。というのは、(記者の)皆さん全員にアドバイスを送るには、私一人では足らないと思うからです。ジャーナリストひとりひとりが日本サッカー協会にとってのアドバイザーです。でもその数は少し多すぎるかもしれません(笑)。
いずれにしても、私ができる限りのことをしたいと思っています。約束できるのは私ができる範囲で、ということですけどね。もうすぐEURO2008があるため帰りますけれど、できるだけ多くの試合をみて、そこでおこっているサッカーの新しい発見があれば、それを見逃さないようにしたいと思います。
ジャーナリストの皆さんのなかからも、私の闘病中に激励をいただきました。改めて御礼を言います。
私は日本サッカーの日本化を掲げて仕事を始めたわけですが、今その望みは後任の方に引き継いでもらいましたので、今後は日本のチョコレートの日本化にでも取り組もうかと思っています(笑)。というのは、EURO2008のホスト国のひとつがチョコレートで有名なスイスだからです。だからお土産はチョコレートにしようと思います。ちょっと話しすぎましたね。ごめんなさい。

イビチャ・オシム氏アドバイザー就任記者会見 その2

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