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国際親善試合 エジプト戦後 オシム監督会見 その1

――いいプレーの時間帯が続いて、その後1点を取られたが

 失点してはいけないというのか?

――そうではない。サッカーに失点はつきものだが、(3点を先制して)その後押し込まれる時間帯が続いた。相手が攻めに来たこともあるが……

 何を聞きたいのか分からないが、それだけ強い相手だったということだ。

――試合内容をどう評価するか?

 今日の試合は観客も記者の皆さんもご覧になった通りだ。未発表の小説のように、私の心の中だけにあるのではない。皆さんの意見が大事だ。外から見ているだけでは気付かないだろうが、われわれは少しずつチームを進歩させている。監督就任から1年以上経ったが、ずっとご覧になっている方なら、中心メンバーがほとんど変わらないことに気付くだろう。そこが、われわれの主なオプションである。つまり、高原や中村俊がいなくても、国内の選手だけで代表チームを作ることができる。もちろん、彼らが加わった方がもっといいチームになるだろうが、しかし大事なのはチームとしてまとまることだ。代表はクラブと違って、毎日トレーニングすることができない。その中で、チームとしてどうまとまっていくか、それが大事だ。今日の試合ではコンビネーションなどいくつか良い部分があったが、そのことに満足してはいけない。誰かが何か水を差すことで、(よいプレーが)台無しになる可能性は常にある。いつでも、もっとよくなる余地を残すことが大事だ。その上で、メンバー選考や方向性がこののままいいのか、議論を戦わせていいと思う。  ただし、監督の好みについては変えろと言っても無駄なことだが。
 私の好みは別として、選手はよくやっている。コレクティブ(組織的)なプレーができるようになった。今日の相手は技術が高かったが、メンバーは半分が若手だったために、代表としてお互いのコンビネーションで足りない部分があったかもしれない。しかし個人能力が高い選手は何人かいたし、われわれには厄介な相手だった。ご覧のような(4−1という)結果になったが、それをどう評価するか。内容に比べると点差が開いたし、われわれ同様に彼らにも得点チャンスがあった。点差はもっと迫っていたかもしれない。彼らから学ぶ点は少なくない。点差が開いても、彼らは最後まであきらめなかった。アグレッシブで個々が責任のあるプレーを続けていた。それをやり切ることが普通のことではあるが。とにかく、われわれは何か大きなことを成し遂げたと考えるべきではない。もし、彼らがベストメンバーだった場合、同じことができたかどうか。その場合、われわれもより高いモチベーションで試合に臨むことができただろう。相手がより強ければ、もっと集中力を高めることができた。

      国際親善試合 エジプト戦後 オシム監督会見 その2

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