追記オシム監督語録TOP

サラエボ
オシムと神の子
オシムと神の子 TOPへ オシム監督経歴へ オシム監督語録公式 追記オシム監督語録へ プロフィールとリンクへ ブログへ
イビチャ・オシム監督画像

国際親善試合 オーストリア戦前日 オシム監督会見

――この間の会見ではスピードについて語っていたが、何か具体的な戦術は?

 スピード以外に何に基づいて戦術を立てるというのだろうか? そこで何を話したかは覚えていないが、スピードについて語るとすれば、そういうことになる。スピードはサッカーの基礎だ。走る速さ以外にも、考える速さ、反応の速さ、いろいろある。あなた方のニュースも、スピードをもって読者に届けられれば、たくさんお金がもうかるのだろう。スピードは大事だ。ただし、スピードだけでは十分ではない。スピードだけで勝負するなら、陸上選手になればいい。

――フィジカルについて、オーストリアは非常に体が大きい。(相手は)コンビネーションだけでは日本の裏を突けないだろうから、背の高い選手を中央に集めて放り込む戦法も想定されるが、何か対策は?

 オーストリアに背の高い選手はいるが、FWはそれほどでもない。もちろん、平均身長はわれわれよりも2、3センチくらい高いだろうが、それほど決定的な差ではないし、大きなハンディだとは思っていない。それ以外の(部分での)プレーのスタイルを考えないといけない。あらかじめどの選手を出すか分かれば対策も立てられるが、現在は向こうのスタメンが分からないので、こちらがどう戦うか話すことはできない。スタメンが分かっていれば、もっとたくさんのことを話せるのだが。

――初めての欧州での戦いだが、アジアでの戦いとの違いをどう考えるか?

 それは戦ってみないと分からない。試合が始まれば、皆さんも見ることができるだろう。一般論としてのアジアと欧州のサッカーの違いは語れるが、それが正しいかどうかは実際にやってみたほうが分かる。(今回の遠征は)2試合あるわけだから、それが終わればよりよく理解できるだろう。試合前にたくさんおしゃべりしても、あまり意味はない。

――かつて仕事をしたオーストリアで試合することについての感想は?

 個人的には、いろいろなことを考える。それはプライベートな問題だ。試合をするたびに新しい発見があるはずだ。サッカーに限った話ではなく、私は日本でも何年か過ごしているので、(オーストリアは)久しぶりではある。つまり、かつてオーストリアのクラブで監督をしていたことよりも、今は日本の監督として日本の選手がいい試合をすることを期待している。もちろん結果を軽視しているわけではないが、結果よりも内容が重視される試合があってもいい。とくに今回のようなケースでは。

オシム監督の画像

Valid CSS! Valid HTML 4.01 Transitional Oggi 今日のアクセス数 Ieri 昨日のアクセス数 Totale トータルアクセス数