――UAE(アラブ首長国連邦)の試合を見て感じたことは?
オシム監督 危険なチームだ。危険というのは、UAEの方も危険だが、それだけではない。日本のチームはより危険な状況にある。
――日本が負けるという状況を受け入れられるか?
オシム監督 負けても仕方ないという気持ちなら、私はこのような仕事に就いていないだろう。もちろんサッカーには勝ちも負けもある。フランスには、「負けるにしても、どのように負けるかが大事」ということわざがある。
――カタール戦の結果を受けて、次の試合でもっと強い日本を見せられるか?
中澤 選手がやるべきことは、コンディションを整えること、相手の分析をすること、練習をすることなので、そういうことは監督が考えることだと思う。
――UAEより危険な状態という理由は?
オシム監督 先ほどの答えは、そういう意味で言ったのではない。まず、われわれの初戦の戦い方は、ベトナムと戦ったUAEよりはるかに良かった。危険というのは、日本はもっといい内容のサッカーをするべきだったのに、それができなかった。(逆に)UAEには、改善すべき余地がもっとあったということだ。
――今回の試合は大事だが、監督のキャリアにおいて、どれくらい重要か?
オシム監督 私のキャリアについてはまったく気にしていない。
――日本代表監督としてのキャリアとしては?
オシム監督 関係ないと申し上げている。私が唯一の日本の代表ではない。あなたがどうして、そのようなことに関心を持つか分からない。私はイングランドのクラブの監督でも、イングランドに住んでいるわけでもない。日本のサッカーが、よりよいプレーができるように援助しているだけだ。
――この気候条件が日本のプレーを左右することについて、どう思うか
オシム監督 これまで何があったか、今は何が問題なのかについては話したくない。サッカーの専門家であれば、よく考えれば約束などできないはずだ。つまり日本が3大会連続で優勝するということが最初から決まっていたら、日本以外の国が出場する意味がないし、それではサッカーがつまらなくなる。2回連続優勝したことを受けて、日本が3連覇しても面白くないわけではない。
でも、それは最優先の課題ではない。もっと重要なのはワールドカップ(W杯)であり、そのためのチームの若返りである。4年間でもっと強いチームを作ることだ。アジアカップは重要な戦いになる。困難な部分もある。でもそれは、日本サッカーの重要な課題ではない。私に代表監督就任のオファーがあった際に、アジアカップ3連覇が条件として入っていたなら、私は契約書にサインはしなかっただろう。
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