トレーニングキャンプ練習後コメント その１

Ｑ：合宿の手ごたえはどうか？

「予想通り、時間が短かった。３〜４日じゃ何もできない。しかし何かよくしようという意志は感じられた。フィジカル的に疲れている選手が多かったが、メンタル面をよくしようという意識が重要。代表合宿の前にクラブのトレーニングを長くやり、家にも帰ってない状態でこの合宿に来た選手もいる。そういう時はいかにプロの根性を出すかだ」

Ｑ：コンディションを崩した選手もいたようだが？

「トレーニングの中で残念ながら新しくケガをしたのが川口だ。それ以外は代表合宿前に負傷して別メニューになっている。川口の場合は症状が出てすぐにやめさせた。アンラッキーなことだ。しかも最終日にケガをしてしまったのだから残念だ。心配していたことが的中してしまったわけだが、早く治してほしい。ドクターの仮の診察では14日程度の負傷だという。非常に残念だ。私と日本代表の名前で川口本人とチームに残念であると申し上げたい。これもサッカーの一部。１日も早い回復を希望している」

Ｑ：新たに召集した６人の評価は？

「私がテレビカメラの前でそういうことを申し上げると思うのですか？　選手たちに言うのと、テレビカメラの前で言うのとは違う。ここでは申し上げない」

Ｑ：コミュニケーション面はどうか？

「今回は私と選手のコミュニケーションを少なくし、選手同士のコミュニケーションを増やした。コミュニケーションというのは、ありすぎても少なすぎてもダメ。今回はちょうどいいコミュニケーションが取れた。今でも監督と選手のコミュニケーションは通訳を介しているので難しいが（笑）」

Ｑ：３月の2007年初戦に向けては？

「試合直前の召集になるので、私にできることは何もない。私の準備はこの合宿で終わった。あとは選手たち１人１人がいい準備をしてほしい。３日、４日という短い期間だったが有用なことはできたと思う。選手たちに方向性を示し、それを意識したプレーをやってもらった。ある程度はうまくいったと思う。シーズンの初めということで、各クラブのフィジカルトレーニングを終えてきて、選手たちは疲れている。サッカーなんかやめたいと思うくらい疲れている。その中で集中を維持し、やろうとトライしてくれた。全員が前向きだったことを評価したい」