「いつものことながら代表選手を選出するのは大変なことだ。けが人が出たため、いつもよりも大変だった。ただJリーグはたくさん観ているし、数あるオプションから選べるというのはいい機会。アジアカップの予選を通過して、次の試合は親善試合。新しい選手を使うことも考えている。アジアカップの本大会まで時間があるので、時間をかけて熟成させたい」
Q:追加招集は?
「負傷選手の代わりを選ぶということは難しい。ただふさわしい候補はいる。タイムリミットがあるので、スタッフと検討して決めている。ある程度経験を積んでいる選手と若い選手を呼ぶ。若い選手の方にはチャンスを与える方向で考えている。山口、青山、今野の3人だ」
Q:チームのどのようなところをこれから修正していくのか?
「これまでの試合で満足している部分もあるが、大部分で満足していない。変える部分は多い。すべての選手が代表に呼ばれて、ちゃんと集合して意欲を見せている。その点は評価している。ただ相手の強さということもあるので、それがすべていい結果になるとは限らない。ガーナは力試しには絶好の相手だ。つまり強い相手とやることで、実力が発揮できるかどうかがわかる。これまでの試合とは違う局面が見られるかもしれないし、今後の修正の必要性もわかる」
Q:Jリーグで素晴らしいプレーを見せている播戸選手が代表に入ったが?
「あなたは今素晴らしいプレーといったが、もしかしたら私はそう考えていないかもしれません。確かに得点はたくさん取っているが、得点が多いことと素晴らしいプレーというのは若干違う。どういう状況で誰が相手か、そこで変化を付けられるか。もちろんゴールは大切だが、ゴールが一番大切ではないこともある」
Q:ガーナはベストメンバーに近い。日本は欧州組をなぜ呼ばない?
「それは私が頭を使っていないということでしょうか?先ほども言いましたが、代表選手を選ぶのは大変なこと。選手選考のために私は眠れない夜を過ごしている。彼らの試合は朝の4時からだからだ。昨日も2時からの高原が出場したゲームを見た。それを観ていると眠れないのです(笑)。彼らも考えに入っているということは話しておきましょう。チャンスも当然ある。代表に呼ぶということで慎重に考えている。彼らの身になって考えてください。彼らは里帰りに、旅行に来るのなら、そのリスクは大きくないかもしれない。しかしその間に誰か別の人に働く場所を奪われてしまうこともある。私の考えでは、彼らは欧州で日本のサッカーを見せるためのショーウインドウだ。一流のチームでレギュラーというのは貴重な存在。彼らが日本に来てプレーしても、欧州のマスコミがそれを取り上げることはしない」
Q:田中選手が外れたが?
「私の基本的な方向性は変わっていない。選手のほうが変わったということでしょう。田中は田中だが、今回は休んでもらう。けがから戻ったばかりで、タイトなスケジュールで戦っていた。完全に戻るためには時間が必要だろう。彼への期待は大きい。もちろん代表の一人だと思っている」
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