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アジアカップ イエメン代表戦前日 コメント

Q:相手は守備的に来ると思うが、点を取るためのディテールの修正は?

「向こうが守備的に来るというのは監督にインタビューしたのですか?(質問者が「いえ、してません」と答えると)どうして守備的に来ると分かるのですか?(「力関係として日本が主導権を握ることが予想されるからです」と再び応じる)政治的な力関係についての話ですか(笑)?政治経済は難しいです(笑)
サッカーのことで言えば、力関係は接近している。特にホームだから向こうが守備的に来るとは思っていない。イエメンがサウジアラビアとホームでやった時には大変オフェンシブで、結果はサウジアラビアが勝ったわけだが、イエメンがリスクを冒して攻め、サウジアラビアがカウンターで得点を奪った。内容的にはイエメンが攻めていた。だから新潟での試合と違って、彼らも力を発揮しようと狙ってくると思う。もちろん、日本と試合をするわけだから、こちらの出方にも関わってくる。どういう戦い方になるかを想定して、どんなことにも対応できるように準備をしている。日本選手は幸いにしてクレバーな選手を連れてきたので、多分できることだろうと思っている。ご覧のようにピッチ状態がよくないので、利益を得るチーム、あるいは不利益の出るチームが出ると思う。つまり、運によって左右される確率が高いのではないか。現在のサッカーはダイレクトプレーや速いプレーが主流となっているが、こういうピッチではそれが通用しない。少なくとも日本の方がハンディキャップがあると言える。彼らはホームであり慣れている。
しかし、イエメンの側にも中盤で優れたテクニックを持っている選手が何人かいる。彼らにとってこういう状態は都合が悪いのではないか。予測できない事態が発生するかもしれないということを計算に入れて試合に臨まなくてはいけない。とりわけ、ミスが出るということがある。通常の試合では考えられないようなミスが出るということ。
とはいえ、このイエメンのサヌアに来て試合をするというのは、大変いい機会だと思っている。こういう状況にも適応しなくてはならないということを選手たちが学べるからだ。個人能力ではなくチームの力で適応できる、そういうことを望んでいる。今、話を長々としているのは、質問に対する答えということではなくて、ただ事実を淡々と述べているだけ。そこに全て解決しなければならない問題が含まれている。相手がホームでアグレッシブに来ると考えているし、リスクを冒してくるかもしれない。向こうは0−0でいいとは考えていない。そういう試合展開になるということを想定して準備をしているということだ。答えは明日の試合で出るでしょう」

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